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高級腕時計の世界に興味津々な人は要注目!このページでは類まれなるブランド・ブレゲを紹介しています。その歴史や特徴をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
2018年に発表された、スポーツウォッチのモデルチェンジ版で、ブレゲの中でも人気のモデルです。軽量で腐食性に強いチタンをケースに採用し、針とインデックスには夜光塗料が塗布されています。ケースバックから舵輪をイメージしたローターを見ることができます。
巻上げのタイプ | 自動巻 |
素材 | チタン |
文字盤 | グレー |
ケース幅 | 40mm |
ケースの厚さ | 11.5mm |
防水性 | 10気圧 |
型番 | Cal.777A |
直径 | 33.8mm |
振動数 | 28,800回/時 |
石数 | 26 |
パワーリザーブ | 55時間 |
部品数 | 179 |
機能 | クロノグラフ、デイト表示、 シースルーバック (裏スケルトン) |
1955年にフランス海軍航空部隊からの依頼で製造された「タイプXX」。そのブレゲを代表するパイロットウォッチのひとつ「タイプXX」の発表50周年を記念して、2004年にモデルチェンジ。デイ・ナイトインジケーターを新搭載。また大きめ42mmのケースサイズと、サブダイアルを低くした立体感のある文字盤が特徴です。連続した時間計測のため、フライバック機能を搭載しており、ブレゲらしい独創的な表示機構が特徴的なモデルです。
巻上げのタイプ | 自動巻 |
素材 | ステンレススティール |
文字盤 | グレー |
ケース幅 | 42mm |
ケースの厚さ | 15.2mm |
防水性 | 10気圧 |
型番 | 584Q |
直径 | - |
振動数 | 28,800回/時 |
石数 | 25 |
パワーリザーブ | 45時間 |
部品数 | 319 |
機能 | センター秒・分針同時作動 フライバック・クロノグラフ、 自動巻、スモールセコンド、 日付カレンダー、 デイアンドナイト・ インジケーター、 12時間積算計、 |
ブレゲの創業は1775年。なんと250年近く続くブランドです。しかしプレゲのすごさは、歴史の長さだけではありません。創業者のアブラアム=ルイ・ブレゲが、天才中の天才時計師だったのです。
トゥールビヨン、自動巻き、そしてミニッツリピーターなど、現在の高級腕時計に搭載されている複雑機構を開発したのが彼だと言えば、そのすごさがわかるのではないでしょうか。
どんなに高技術を誇っていたとしても、アブラアム=ルイ・ブレゲに敬意を表さない時計ブランドは、ないに違いありません。
スイス生まれのアブラアム=ルイ・ブレゲは、15歳で故郷を離れ、パリの時計職人の門を叩きます。
自らの工房を設立してからは、自動巻き機構を実用化するなど、その天才性を発揮。1783年には、時の女王マリー・アントワネットから懐中時計の製作を依頼されたという実績もあります。
ブレゲは復興にあたり、ショーメによって「かつての精密を極める時計を分解分析し、現代に蘇らせる」という計画を与えられました。このプロセスは、現代のブレゲが新モデルを発表する際にも、充分活かされています。
200年以上も前の工芸技術を忠実に再現するため「ムーブメントのごく小さな部品に至るまで、手作業で仕上げる」という工程を経ているのです。このため例え新品であったとしても、ブレゲの時計には天才創業者の、神秘的な魔法が宿っています。
またブレゲの時計には、デザインの特徴も多くあります。丸穴の空いた「ブレゲ針」、独特のインデックス書体である「ブレゲ数字」などは、その最たる例。また文字盤にパターンを彫り込む「ギョーシェ加工」も、ブレゲが好んで採用した技法です。こうしたデザインが融合した時、芸術とも呼べるエレガンスが生み出されていくのです。
ブレゲの現行の代表モデルには、伝統の懐中時計ムーブメントを腕時計の中に再現した「トラディション」、アブラアム=ルイ・ブレゲが手掛けた18世紀の作品にインスパイアされた「クラシック」などが挙げられます。