フランクミュラー
FRANCK MULLER

インデックスに美しいブラックダイヤモンドが採用されており、世界限定30本という非常に希少なモデルです。毎正時に時針４つジャンプするという、遊び心たっぷりの「ジャンピングアワー」機構が、なんともユニークです。

ひときわ個性的な逸品。リューズと同軸に組み込まれたプッシュボタンを押すと、文字盤中央のダイヤ部分ルーレットが回転し、ボタンを離すとルーレットのどこかに止まるのです。日常的にラスヴェガスのスリルを楽しめる、フランクミュラーにしかない遊び心を持った時計です。

「ヴァンガード」は英語で「先鋒」などという意味ですが、イギリス海軍が「ヴァンガード」という戦艦を持っているように、船や潜水艦に好んでつけられている名称です。船乗りとつくことからも、そのブルーの文字盤には海と波が似合うデザインです。

「ヴァンガード」は英語で「先鋒」などという意味ですが、イギリス海軍が「ヴァンガード」という戦艦を持っているように、船や潜水艦に好んでつけられている名称です。船乗りとつくことからも、そのブルーの文字盤には海と波が似合うデザインです。

休日の外出にも気軽に身に着けられることを想定した小粋なデザインが魅力。その大きな特徴と言えるのが、文字盤の色落ちや日焼け防止の加工があえてほどこされていないこと。使い込むほど味わいが増すモデルです。

フランクミュラーらしいゴージャスなデザインに、カラフルなプレシャスストーンがふんだんにあしらわれたレディースウォッチ。ケースと同色で彩られたインデックスはレリーフ加工で、とても華やかな雰囲気です。

「独立時計師」と聞いて、ピンとくる人はそういないのではないでしょうか。それもそのはず、世界でも数十人しか存在しない、時計作りの天才たちを指します。

一般的な時計師はメーカーに就職し、そのブランドの技術を受け継ぎながら時計作りに励みます。しかし独立時計師は、自らの才能と技術を基準に時計を作ります。もちろん並大抵の才能では勤まりませんが、時計産業の聖地・スイスには彼らをサポートするアカデミーがあるほか、バーゼルで開催される世界的な見本市で販売の機会も与えています。世界にひとつしかない独立時計師の作品には、億単位の価格が付くこともあるのです。

フランクミューラーも、以前は天才独立時計師のひとりでした。1979年にジュネーブの時計学校を主席で卒業後、どのブランドにも属さずオリジナルの時計作りに没頭。そして1992年、宝飾技師のヴァルタン・シルマケスと共に、ようやく自身のブランドを立ち上げ、瞬く間にステイタスを確立し、現在に至るのです。

フランクミュラーの時計には、ひと目でわかるデザイン的な特徴があります。ひとつめは樽型のトノウケース。そしてふたつめは、文字盤に採用されているアラビア数字のレタリング・ビザン文字です。その融合が醸成する芸術的でエレガントな雰囲気には、思わずため息が漏れます。

また同ブランドの時計には、フランクミュラーの天才的な技術が充分に反映されています。重力の影響によって生じる誤差を、時計自身が補正する機構「トゥールビヨン」は200年以上前に開発されましたが、ミュラーは懐中時計専用だったその機構を、小さな腕時計へ搭載することに成功したのです。また19世紀の懐中時計に搭載されていた「レトログラード表示」を復活させるなど、技術に遊び心をプラスした試みも見られます。

フランクミュラーの人気シリーズには、ブランド設立と同時に発売された「トノーカーベックス」、トノウではなくスクエアケースに挑戦した「ロングアイランド」などがあります。