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このページでは高級腕時計ブランド・パネライの情報をまとめています。代表的なモデルを紹介しているだけでなく、ブランドの歴史などについても紹介しているので、内容をチェックしてください。
大きく分厚いケースが特徴的なパネライ腕時計の伝統を正統的に継承しているモデル。これぞパネライと言える44mmにリューズガードにサンドイッチ文字盤です。水中や暗闇での視認性も抜群です。
巻上げのタイプ | 自動巻き |
素材 | サテンスティール |
文字盤 | ブラック |
ケース幅 | 44mm |
ケースの厚さ | |
防水性 | 30気圧 |
型番 | P.9010 |
直径 | 13¾リーニュ(約31.01mm) |
振動数 | 28,800回/時 |
石数 | 31 |
パワーリザーブ | 72時間 |
部品数 | 200 |
機能 | 時、分、スモールセコンド、日付 |
パネライのオンラインコミュニティ「パネリスティ」の設立20周年を記念して発表されたモデル。非公式でありながらパネライマニアの情報源となってきたサイトの功績を、ブランドが認めた証です。1,020本限定。
巻上げのタイプ | 手巻き |
素材 | スティール |
文字盤 | マットブラウン |
ケース幅 | 45mm |
ケースの厚さ | 14.15mm |
防水性 | 10気圧 |
型番 | P.6000 |
直径 | 15 ½リーニュ(約34.96mm) |
振動数 | 21,600回/時 |
石数 | 19 |
パワーリザーブ | 72時間 |
部品数 | 110 |
機能 | 時、分 |
パーペチュアルカレンダーを搭載したモデル。ラグジュアリー感あふれるゴールドのケースが特徴ですが、わずか33本しかない限定モデルです。文字盤はブラックでマットに仕上げ、革ベルトはアリゲーターを採用しています。
巻上げのタイプ | 自動巻き |
素材 | ポリッシュゴールドテック |
文字盤 | ブラック |
ケース幅 | 44mm |
ケースの厚さ | 不明 |
防水性 | 5気圧 |
型番 | P.4100 |
直径 | 15 ½リーニュ(約34.96mm) |
振動数 | 28,800回/時 |
石数 | 55 |
パワーリザーブ | 72時間 |
部品数 | 不明 |
機能 | 時、分、秒、曜日、日付など |
30気圧(300m)防水機能を搭載したモデル。フリーンのストラップに、ホワイトのダイヤルのデザインが特徴的です。潜水時間を測定できるよう、逆回転防止ベゼルも搭載。さまざまなマリンレジャーやアクティビティを楽しめます。
巻上げのタイプ | 自動巻き |
素材 | スティール |
文字盤 | ホワイト |
ケース幅 | 44mm |
ケースの厚さ | 不明 |
防水性 | 30気圧 |
型番 | P.900 |
直径 | 12 ½リーニュ<(約28.19mm) |
振動数 | 28,800回/時 |
石数 | 23 |
パワーリザーブ | 72時間 |
部品数 | 171 |
機能 | 時・分・秒・カレンダー・逆回転防止ベゼル |
サブマーシブル カーボテックは本格的なダイバーズモデルで、軽量と耐久性を備えたカーボテック製ケースが魅力です。2019年に限定1,500本で発表されました。潜水時間を正確に算出可能な逆回転防止ベゼル、暗闇でも視認性が高いインデックスを備えています。
巻上げのタイプ | 自動巻き |
素材 | カーボテック |
文字盤 | ブラック |
ケース幅 | 42mm |
ケースの厚さ | |
防水性 | 30気圧 |
型番 | OP XXXIV |
直径 | 12½リーニュ(約28.19mm) |
振動数 | 28,800回/時 |
石数 | 22 |
パワーリザーブ | 72時間 |
部品数 | |
機能 | 時、分、スモールセコンド、日付、潜水経過時間表示 |
腕時計の高級ブランドの多くはスイス発ですが、パネライはイタリアのフィレンツェで1860年に創業されました。イタリア海軍に高度な精密機器を納入するようになったパネライは、1936年には計器や装置の文字盤を発光させるラジオミールを開発。特許出願しています(※参照元「パネライスタイルブック (別冊ビギン) ムック」世界文化社刊より」。
戦争の脅威に包まれた1930年代、暗闇でも時間を確認可能なパネライの「ラジオミール」モデルは大いに歓迎されます。パネライは、軍の要請に呼応するかたちで技術革新を進め、戦後はラジオミールに代わる新しい蛍光物質・ルミノールも開発しました。
軍に重用されながら長い歴史を生き延びてきたパネライは、1993年に初めて一般向けモデルを発売。1997年にリシュモングループ(旧ヴァンドームグループ)傘下となり、流通力を伸ばします。2000年代前半には、スイスにマニファクチュールを建設。完全自社製のムーブメントやキャリバー開発に成功するなど、さらに勢いを増しています。
先述のように、パネライはイタリア軍と密接な関係を持つブランドでした。特に海軍との関係が深かったようで、任務遂行中の暗闇でも視認性の高い文字盤や、防水性の実現を目前の課題として、技術革新を続けてきたようです。パネライの腕時計は、クッションフォルムで44~47mmという大きめのケースが特徴的ですが、もともとは軍人の使い勝手を高めるために、計算されたデザインだったのです。
その個性は一般向けモデルにも残されているため、パネライの腕時計は主に男性から愛用されています。また流行に左右されない普遍性を漂わせているのも、パネライデザインの大きな特徴です。
パネライの人気商品としては、イタリア海軍に愛用されてきた「ラジオミール」および「ルミノール」の一般向けモデルシリーズが挙げられます。2016年には38mmケースのユニセックスルミノールモデル「ルミノール デュエ」も初登場。今後の展開に注目が集まります。